独身女性に投資は必要?株式投資でお金を増やすおすすめの手順を解説!

独身女性の皆さん、投資を行っていますか?
「別に今の生活で困っているわけではないし、投資なんてしない」そのように考えている方もいるのではないでしょうか。

投資は未来の資産形成をするために行うため、今が大丈夫という理由で遠ざけるのは、もったいないかもしれませんよ。

本記事では、独身女性に投資が必要な理由から、未来の資産を増やす方法、そして株式投資の始め方まで、詳しく解説していきます。
まだ投資を始めていない独身女性の皆さん、ぜひ参考にしてみて下さい。

独身女性に投資が必要な理由

独身女性に投資は必要なのか、答えは「必要」です。

その理由は、2つあります。

  1. 公的年金だけでは老後の資金はまかなえない
  2. 資産が増えれば選択肢が広がる

「投資なんて必要ない」そのように考えている独身女性の皆さん、その考えは危険かもしれませんよ。
投資が必要な必要な理由を、詳しく解説していくので、チェックしておきましょう。

①公的年金だけでは老後の資金はまかなえない

「老後2,000万円問題」という言葉に聞き覚えはありますか?
これは、2019年に金融庁が発表した「人生100年時代を見据えた資産形成を促す報告書」を発端に、話題となった問題です。

この「老後2,000万円問題」の概要は以下の通りです。

金融庁が算出した結果によると、65歳で定年を迎える夫婦2人の定年後の暮らしにおいて、公的年金のみではおよそ2,000万円足りなくなるという内容がでました。

これは政府が、日本国民に資産形成、主に投資を促すために発表した報告書のため、やや誇張して書かれている節もあります。

しかし、現在少子高齢化に伴い、公的年金の受給額が年々減ってきていることは事実です。
そして科学技術の発達と共に、人間の平均寿命は延びていき、今では人生100年時代ともいわれています。

そのため金融庁が算出した「老後に2,000万円足りなくなる」という算出も、将来的にはあながち間違えではないかもしれません。

独身女性の場合、単純計算で2,000万円の半分必要と仮定すると、65歳までに1,000万円もの貯蓄を貯める必要があります。

金融広報中央委員会によると、令和2年における30代単身世帯の男女の平均貯蓄額は「約327万円」であるとの調査結果が出ています。

そして同調査における、30代の貯蓄額の中央値は「70万円」です。
つまり、30代の独身じょせの貯金額の実態は70万円程と、少ないことが分かります。

ここから貯蓄を1,000万円まで貯めるとなると、銀行預金といった方法では到底不可能です。
というのも、現在の日本は低金利政策を行っており、銀行の普通預金に付く利息は「0.001%」と微々たるものとなっています。

そのため、お金にお金を稼いでもらう、つまり投資を行う必要があるのです。

②資産が増えれば選択肢が広がる

資産の多さは、人生の選択肢の多さに直結します。

特に女性であれば、今後の人生において、結婚したり出産したりと、ライフスタイルに変化が訪れることが多いでしょう。
そういったライフスタイルの変化時に、様々な選択ができる環境にしておくことは、とても重要です。

例えば結婚した場合、資産が多ければ結婚式の規模や場所、着るドレスまで好きに選ぶことができます。
また結婚後の住居に関しても、住みやすいマンションに引っ越したり、家を建てたりと、資産があることで選択肢が増えるでしょう。

子供を産んだ場合は資産が多ければ多いだけ、学校や習い事を好きなように選ぶことができます。
そうすることで、自分のみならず子供の選択肢も広げることができるのです。

結婚や出産だけが、女性のライフスタイルの変化とはいえないです。
現在会社員として企業にお勤めの女性であれば、転職で違う会社に勤めることになったり、フリーランスとして独立することもあるかもしれません。

もし「職業や職場を変えたい」と感じても、それには一定の資金がないと、一歩踏み出すことが精神的に難しくなってしまいます。

このように、資産が多く選択肢が広がると、人生をより豊かにすることができるのです。

独身女性の皆さん、結婚する・しないに関わらず、自分の人生を豊かにするために、今の内から資産形成を心がけていきましょう。

女性が老後資産を増やす4つの手順

女性が老後の資産を増やすためには、以下の4つの手順を行うようにして下さい。

  1. 無駄な出費をカットする
  2. 貯金をする習慣を身につける
  3. 老後の目標や計画を立てる
  4. 安全性を考慮した堅実な資産運用をする

それぞれ資産形成のための重要な要素です。
4つの手順をしっかり行い、老後に向けてこの記事を読んだ今から、資産形成を始めていきましょう。

①無駄な出費をカットする

まずは支出を見直し、無駄な出費をカットしましょう。

この「無駄な出費をカットする」という項目は、確実に行うようにして下さい。
なぜなら、無駄な出費のカットは、簡単かつ確実に資産形成に繋げることができるからです。

例えば資産を増やそうとして、投資を始めても「必ず資産が増える」という保証はありません。
また働き口を増やすことは、既に働いている場合、大きな負担となってしまいます。

出費のカットでしたら、そこまでハードルが高くなく、チャレンジすることができますよね。

ここで注意点ですが、あくまで「無駄」を省くようにして下さい。
食費や交際費といった必要な生活費を削る前に、以下のような無駄がないか、今一度自分の生活を見直してみましょう!

コンビニの購入品、惰性で買ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
本当にそれは必要な物なのか、購入前に自問自答してみましょう。
また、スーパーで購入すると、コンビニよりも安く商品が手に入る場合もありますよ。

自分のお金をおろすためにお金を払う、ATMの時間外利用手数料ほど無駄なものはないでしょう。
とはいっても、働いているため時間外にしかATMを利用できない、そのような女性もいると思います。
そういった場合は、新生銀行のような「提携コンビニのATMでいつでもATM手数料無料」といった銀行を利用するのも良い手です。

利用していないのに、契約しっぱなしのサブスクはありませんか?
「解約するのが面倒くさい」と放置しておくと、無駄な出費の垂れ流しになってしまいます。
もし思い当たる節があるなら、今すぐ解除しておきましょう。

いざという時に備えるための保険、重要なものですが、現在の生活に見合っていますか?
現在、特に持病や疾患を持っていない場合、高額保障の保険は「払いすぎ」になっているかもしれません。
ライフステージの変化と共に必要な保障も変わってくるため、定期的に保険料を見直しておきましょう。

②貯金をする習慣を身につける

無駄な出費をカットしたら、次は貯金をする習慣を身に付けていきましょう。

貯金するために必要なことは「家計簿をつける」ことです。
家計簿を付けることで、毎月の収支を適切に管理することができ、結果として貯金に繋げることができます。

貯金額は「収入ー支出」です。
そのため、家計簿を付けず収支を把握していない状態で、貯金することは難しくなってしまいます。

とはいっても「家計簿なんて面倒くさい」という方もいるでしょう。
そういった場合は、レシートを撮影するだけのスマホのアプリや、クレジットカードとの連携サービスなどもあるため、色々と活用してみて下さい。

家計簿を付けて毎月の貯金額を算出できたら、貯金用の口座を作って、普段使いのお金と貯金を分けます。

そこでおすすめな方法が、口座を3つ持つことです。

1つ目の口座は「生活費のお金」です。
日常で必要なお金を入れます。

2つ目の口座は「貯蓄用のお金」です。
この口座のお金は、目標達成まで絶対に手を付けないようにします。

3つ目の口座は「緊急時用のお金」です。
結婚式のご祝儀や家電の買い替えなど、突然現金が必要となる場合があります。
その際に貯蓄用のお金に手を付けない為にも、緊急時用のお金は用意しておくと安心です。
この口座は使ったら補充し、常に一定額を保つようにしましょう。

このように、3つの口座を持っておくことで、貯金をしつつ、突然の出費にも耐えることができます。

③老後の目標や計画を立てる

資産を増やすためには、目標を立てることも非常に大切です。

人間とは、目標がなければ行動することが難しい生き物です。
何も目標がないのに、努力し続けるなんて大変ですよね。

そのためにも目標は、できる限り明確に持っておく必要があります。

何歳の時点で何万円を、何のために貯める、ここまではっきりとさせておきましょう。

例えば、老後の生活費として65歳までに1,000万円貯める、と目標をたてたとします。
現在、35歳で貯金200万円あった場合、30年で800万円の資産を作る必要があることが分かりますね。

このように目標を明らかにすることで、具体的な数字も見えてきます

④安全性を考慮した堅実な資産運用をする

最後に、安全性を考慮した堅実な資産運用を始めましょう。

資産運用は、貯蓄と投資に分けることができます。

貯蓄は銀行預金といった、お金を使わずに貯めておく行為です。
そして投資とは、現在ある資産を元に、さらに資産を増やすための行為です。

安全性の観点からいうと、貯蓄はお金が減る心配はないため「安全性が高い」といえます。
しかし、現在の日本は超低金利政策であるため、銀行預金だけではお金はほとんど増えていきません。

一方投資では、お金が増える可能性もありますが、減る危険性もあるため、貯蓄よりも安全性が低いといえます。

このように貯蓄と投資、双方にメリット・デメリットがあります。
そのため資産運用において、貯蓄と投資、割合を決めてどちらも行うことが大切です。

割合を決めて行うことで、増えていく可能性のある資産と、堅実に守る資産ができ、安全性を考慮した堅実な資産運用ができます。

さらに「投資」と一言で表しても、その内容は多岐に渡ります。

例えば、FXや仮想通貨といったものは、ハイリスク・ハイリターンの投資方法に分類されるため、安全性を考慮した堅実な資産運用方法とはいえないでしょう。

しかし、投資信託や長期保有かつ安定株での株式投資であれば、ミドルリスク・ミドルリターンの投資方法に分類されるため、安全性と堅実さ、どちらも考慮した資産運用方法といえます。

このように投資の中でも、自分のライフスタイルや目標、現在の経済状況によって選択すべきものが変わってきます

様々な投資方法の、リスクやリターンについて解説した記事もあるため、ぜひ参考にしてみて下さい!

資産運用に興味がある女性におすすめの投資方法を一挙公開!

株式投資を始めるには?

この記事では数ある投資の中から「株式投資」をおすすめします。
長期保有かつ安定株での株式投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」に分類することができるためです。

株式投資とは、企業が発行する「株式」を投資家が購入し、行う投資方法です。

株式投資の利益の出し方は、株式を売買することによって得られる「売却益」と、企業が株主に払う「配当金」の2つに分けられます。
株式を長期保有することで「配当金」を狙い、安全かつ堅実に、利益を得ていきましょう。

株式投資を始めるためには、5つのステップを踏む必要があります。

  1. まずは最低限株式投資の勉強をする
  2. 証券会社に口座開設をする
  3. 証券会社に入金する
  4. 実際に株式を購入する
  5. 購入した株式を売ってみる

各ステップの詳しい内容や、株式投資を始める前の注意点をまとめた記事もあるため、参考にしてみて下さい。

【株を始めたい女性必見】株初心者はいくらから始めるのがおすすめか解説!

また、おすすめの証券口座や株の調べ方をまとめた記事もあるため、こちらも併せて、証券会社を選ぶ際の参考にご覧ください。

株初心者の女性におすすめの株式投資の方法やコツを徹底解説!

まとめ

資産形成の重要さをお判りいただけたでしょうか?
老後の資産を形成するためや人生の選択肢を増やすために、今から安全かつ堅実な資産形成を始めることが大切です。

そのためにも貯蓄と投資、どちらか一方に偏らず、両方の観点で資産形成にアプローチしていきましょう。

本記事では株式投資をおすすめしましたが、投資方法は他にもいろいろとあります。
自分のライフスタイルや目標に合わせて、チョイスしてみて下さいね。

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